ああ 埋もれそうな天鵞絨(びろうど) 夜明けさえ気づけない
そう 深く深い静寂 狂わせていく調べ
ああ 心なんて無力で 立つこともままならず
そう 生まれた猜疑心は 表情を曇らせた
華ひとつ 注いだ光に
崩れていく 時の均衡が
壊れていく 護っていた鎧
砕けていく 秘めていた願い
沈んでいく ゆっくりと暗闇(やみ)へと
深緑(みどり)の森の中 一滴(ひとしずく)の涙
誰にも知られずに また 波紋を残す
誰か 手を引いて 迎えて あの緑(こ)のように
歌 数多 奏でる響きも
聴こえないわ 私だけの音色(おと)
歌えないわ 私だけの歌も
褪せていくわ 描いていた夢
落ちていくわ 膨らんだ蕾が
遠くに 風揺らす気配 息を凝らす
抜け出す手がかりが あるような気がして
深緑(みどり)の森の中 一滴(ひとしずく)の涙
誰にも知られずに また 波紋を残す
ああ 埋もれそうな天鵞絨(びろうど) 夜明けさえ気づけない
そう 深く深い静寂 狂わせていく調べ