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    リトグラフ

     
     
    流線をたどって きみに会いに行く
    幻想のサイン 追い越して
    ちぐはぐな靴で 描くリトグラフ
    大切な夢と、この想い 零れないように


    どこかではぐれた「サヨナラ」浮いた街で
    半透明に捕捉する きみの手の温度

    流線をたどって ぼくは会いに行く
    幻想のサイン 追い越して
    ちぐはぐな靴で 描くリトグラフ
    飾らない言葉 きみにはね、伝えたいから


    誰かが倒した時計で回り始めた
    切ない夜は、傘差して歩いていたんだ

    流星とランデヴー きみの手を取って
    願い星の間を すべるように
    やわらかな風に 包み込まれたら
    聴こえてきたのは すぐそばの、小さな声で


    泣かないで。 ひとり、蒼に迷子のように。
    胸で結んだ手を そっと伸ばして、呼んで。


    流線をたどって きみに会いに行く
    幻想のサイン 追い越して
    ちぐはぐな靴で 描くリトグラフ
    ぼくの未来には きみと夢、いつもあるように
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    アプリコットティールーム

    アプリコット 香りに包まれて
    やわらかな夢の入口へ


    悲しくなんてないよ。
    寂しくなんてないよ。
    言い聞かせては ため息
    水玉も浮かぶもよう

    からっぽの靴、下げて
    かかとで鳴らす メロディ
    もうすぐあの星も 慌てだす時間だ

    曖昧好きな、君とたそがれ。
    となりは 窮屈すぎたかな

    アプリコット 心に深呼吸
    見失いそうな温度 つないで
    いつのまにか隠れてた 素直、に
    そっと触れてみて 描きだす


    悲しいことばかりで、
    寂しいことばかりで、
    染まらない空 見上げて
    転がす涙も メロウ

    スカートの裾、広げ
    集めたアイコトバで
    灰色ネコがイタズラ 遊んでいる 

    いくつかの嘘、君とあめだま。
    となりは 甘くて溶けだした

    アプリコット 香りに包まれて
    君の笑顔 きゅんと思い出して
    ちょっとセンチに だけど不思議とね
    しあわせ色なの 内緒だよ


    アプリコット 三日月に揺られて
    パタパタとめくる 絵本のうしろ
    ハッピーエンドに続くお話
    手を引くのは、誰?

    アプリコット 香りに包まれて
    お気に入りのソファの、ティールーム
    今日の私とゆびきりをしよう
    明日、晴れたなら 会いに行く


    2010.9.3

    blank line

    刻(とき)を結んで 咲かせた花が
    いつか散るのは 運命(さだめ)だとして
    その露の端(は)を 受け止める手を
    僕は有しているのだろうか

    曇りの空と 吐く息、重たく
    覚束ない足取りで 行くあてもなく

    千切れた未来(あす)への糸が 消えようとして
    細く細く 灯に揺らいだ
    白布に沈むあなたに触れたくて でも
    伝う雫に 動けないよ


    ふたつの色で 埋め尽くされた
    幸せという感情 記憶
    その姿、声 愛しい心…
    僕は何かをあげられたかな

    優しい夢と眠りにつくよう
    せめて、微笑(わら)っているから
    あなただけには

    過ぎゆく季節に 探してしまうだろう
    変わる風と 変わらない憧憬
    伝えるはずだった言葉に もう二度と
    この胸、焦がれはしないだろう


    愛している
    愛して…―――


    大切な温もり まだ…

    優しい夢と眠りにつくなら
    せめて、微笑(わら)い続けよう
    サイゴの嘘さ

    千切れた未来(あす)への糸が 消えようとして
    細く細く 灯に揺らいだ
    白布に沈むあなたを この手に抱いて
    静かに その名を呟いた

    雨と焦げたカラメル



    古い街並みに アンブレラ
    君は 眺めるのが好きだった

    冷たい風に紛れ込んだ雨の気配が 優しく
    気持ちを塗り替えてくれるような気がした

    歩くスピードの違いに
    ふいに 手を離してしまって

    心の揺れは 思うよりずっとずっと大きくて
    泣けないくせに その波に溺れそうだよ

    ごめんね、違うよ、好きだよ
    わからないけど、わかって
    抱えた枕に ため息
    約束 覚えてるかな


    針の壊れた フォノグラフ
    厚い表紙 読みかけの本

    狭い部屋のソコカシコに 君の存在感じて
    少しね、落ち着かないけど 安心するの

    雨が 静かに降りはじめ
    窓辺の 色彩(いろ)を鮮やかにする

    ひとつの傘の下、ふたり いつも手をつないでたね
    同じ歩幅でいてくれた やっと気づいた

    ごめんね、ぼんやりしてたね
    本当(ほんと)はココにあったのに
    カラメル焦がしたみたい、って
    バカだね、って笑ってよ


    もうすぐ時間、と
    時計は 無造作に追い立てるけど
    抱えた枕に ため息
    約束 覚えてるかな

    black sheep



    びしょ濡れのシーツ被って
    大音量 ヘッドフォンして
    掻き消して欲しい まだ滲みついた daily life, with you
    …miss you
    狂おしいくらい侵していくわ
    black sheep


    息が詰まりそうなコンクリートの中
    裸足になって 指を噛んで
    捩れたバルブに突き刺したナイフ
    ヒラヒラと誘われ バタフライ
    首筋に跡残し消えた July

    直感(わか)ってたの 仮初めのコトと
    振り向かない心が 誰のものかをも

    散らかった愛の屑(かけら)
    触れてみて 浅いキズを刻む
    いつのまに溺れていたの
    眠らせて 今は 深く 深く


    びしょ濡れのシーツ被って
    大音量 ヘッドフォンして
    掻き消して欲しい 耳に残った I love you
    もっと もっと奥まできてよ 満たして欲しい
    black sheep


    ガラス越しに眺める私に
    気付いて 連れ出したのは貴方だったのに

    散らかった愛の屑(かけら)
    触れてみて 浅いキズを刻む
    赤い花 胸に抱いて
    大粒の涙 零していた

    もうヤメて 乱さないで
    もう二度とココに戻らないなら
    心から愛していたの 
    眠らせて 今は 深く 深く


    びしょ濡れのシーツ被って
    大音量 ヘッドフォンして
    掻き消して欲しい まだ滲みついた daily life, with you
    …miss you
    狂おしいくらい侵していくわ
    black sheep

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