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嗚呼 誰かが傷つくことなど
知る術なくいられた筈だった
もう消えゆく後ろ姿には
どんな言葉も届かないだろう
冷たい雨が記憶を霞めて
空の蒼さまでも忘れてしまったの?
求めあう喜びも 繰り返す過ちも
胸の奥に痕を残した 無力を嘆いて
信じることさえも 見失いそうな世界で
それでもわたしは恋い続けよう
嗚呼 手のひら零れた滴が
その痛みを伝うように落ちてく
そっと蕾をつけた花の名を
けして貴方が聞くことはない
金色の山に咲くあの景色を
仮初めの箱庭と思っていたんだろう
何時からか誰しもが 現実と夢だけで
他に何も持たず彷徨う 哀しい旅人
手と手触れる先に 変わらぬ日々が在ること
想いは儚く散り惑うだけ
奇跡はきっと何かを 成すためだけに叶う
ほんの少しの強い気持ち 祈りに変えれば
たとえたった一人 此処に取り残されても
それでもわたしは恋い続けよう
風が導く眩しい未来を