気づいてた
強がりが馴染んだこの身体では幸せは掴めない
変えたくて 耳にピアス
錆びた標識 掠めた風が
さらった過去(きのう)の希望(ゆめ)に
振り向いたのは 不安げな瞳(め)を揺らしたあたし
消えそうに
こんなにも 苦しい想いならいらなかった
唇 噛んだ
ささくれた心 宥めるように
夕陽が包んだ
弱虫でうそつきな胸に咲く 赤いアネモネ
押し込めた本心(かなしみ)も
いつか散っていくのかな
はみ出しそうな思いの中で
言葉はまだ彷徨って
正解なんてわからないまま
夕闇が また深くなる
野晒しのバス停へと急ぐ
靴底には 現在(きょう)の傷痕
痛くない道 歩きたいけど
それだけじゃダメなの
誰かの声に零した苦い涙
濡らす時間(とき)が ガラスの空に落ちた
野晒しのバス停から伸びる影が
夜に 今溶けていく
決めたから
弱虫なあたしに サヨナラすること