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きつく結んだ手を胸に押し当てた
響く鼓動縺れ 重く目を伏せた
赦される、なんて
ただひとつ 簪が綾なす恋は
跡形もなく消え…
はらはら舞い落ちるやわらかな雨は夜を暈し
私の願いさえ白く煙るの
―― 愛してる
掠れた声で呟いた
細い息を吐いて 時に背を向けた
幽に彩られた路は果てしなく
失くしたくないと
ひたすらに繋いでた指へと触れた
現過る風に
はらはら零れゆく涙 身焦がした想い溶かし
幾重に浮かんでは暗闇を濡らすの
―― 愛してる
唇だけで呟いた
懸かる月の下 貴方と出逢い
愛しさの意味を知ったの
薄い肌を寄せ合うたびに溺れて
はらはら舞い落ちるやわらかな雨は夜を暈し
ふたりの証しさえ白く煙るの
白に還りゆくの